91歳、400段の段差を上り下りする。

私の祖父は91歳、祖母は86歳です。
2人とも農家生まれで、小さい頃から身体を駆使して仕事をしてきたせいか、
孫の私からみても体力とエネルギーがハンパない

昨日から、祖母の希望で
秋田と宮城の境にある小安峡温泉へ家族旅行に行ってきたのですが、
小安峡に来たらここに行かないと!と言われ、
親子4世代で「小安峡の大噴湯」へ行きました。


祖母はさすがに「車で待ってる」と言っていたのですが、
祖父は「行ったことあるから」と、
コース散策に参加することに。

正直、祖父も「めんどくさい」と言って車に残ると思っていたので、
少し心配しながらも後ろをついて歩くことに。

この頃はまだまだ余裕〜
目次

はじめの下り400段で見えた不安

降り初めは良かったものの、
途中から
祖父:「こんなに階段長かったか…💧?」
と、少し不安を見せながらも
1歩ずつ降り続けて

深さ60mの渓谷の底へ!!
階段 約400段!!

(正直私たちは初めてだったので、
止めることも引き返す判断もできませんでした😂)

谷底が見えてきた〜!しんどい!

大噴湯自体は
勢いよく流れる温泉の川と硫黄の匂い!
壁から噴き出す煙と熱いお湯!が、
ものすごいインパクトで、
こんなところが秋田にあったのか、
きて良かったね!
とみんなで感動していたのですが、

それも束の間、
祖父の前に立ちはだかる
コース最後の300段の登り階段😭😭😭!!!

絶景!!見にきて良かった!けど、
徒歩以外のルートはない!
ふむふむ。まだ余裕。

恐怖の登り300段

ひ孫は走りながら楽勝で上まで登り、
ひいじいちゃんを応援📣

私の父母は、登り口に車を移動して待機🚗

孫の私たち夫婦は祖父の汗を拭いたり、
後ろから支えたりしてゆっくり登りました。

息も切れ切れで登り、
15段ほど登ったあたりで止まって休みながら、
「…よし!行くぞ!」と自分を鼓舞し、
また登り続ける祖父。。❗️

途中でさすがに
「えいこ(祖母)は本当に来なくて正解だった…」
「失敗した…」と弱音を吐きながらも階段を登り続けました。

失敗した…
そして、なんで俺はカバンなんか持ってきたんだ!
(そうだね、気づかなくてゴメンね。カバン持つね😂)



最後のゴールが見えてきたあたりで「もうダメだ」とシャツを脱ぐ祖父😂
こんなに男らしい祖父を見るのは久しぶりだよ…

孫は嫌味なほどスイスイ上り下りして遊んでいる。



ひ孫にリードされながらようやく最後の1段を登り切った祖父は、
少し先にある屋根の下にあったテーブル席でようやく腰を下ろし、
冷たいお茶を買って飲むことができました😂✨✨

しかも、その後天気が一気に崩れ、
土砂降りの雨に☔️
間一髪でした。。。

ようやく戻ってきた〜!
みんなから拍手喝采

91歳 祖父を見て倣う 体力と気力

その後、車に乗った祖父は
「思ったより疲れもすぐ飛んだし、俺もまだまだいけるな!」
「さっきのは準備運動だ。もう一周行こうか?」と冗談を言えるくらいに元気になり、
普段より若干声のボリュームが大きくなっていました。

運動したことで色々と眠っていたエネルギーが活性化したんだろうと思いますが、
実際すごいおじいちゃんだな!と思いました。

この歳になって
祖父母が健在で、心身ともにある程度しっかりしているというのは
割と稀な方だとも思います。


改めて、私自身もこの祖父のように
90歳になっても元気に動いていられるか、
しんどくてもやり遂げる気力を持っていられるか

この日の祖父のことを忘れずにいようと思いました。


明日あたり身体に疲れがどっと出なきゃいいな😂
ゆっくり休んでいただきたいです

祖母と一緒に、橋の上から見た渓谷。
91歳が降りた高さとはとても思えない。。
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この記事を書いた人

13年間 設計事務所で企業戦士を務めてきた二児の母が、
家族の暮らしを見つめ直した日々の記録。

ふだんは忘れんぼう、おっちょこちょいママだからこそ
仕事で培った設計スキルや整理術、企画力を生活に生かして
明るい家族計画をすすめていくブログ。

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