先日、お風呂場にある子供のボディソープが切れていることに気がつきました。
「そろそろ替え時かぁ。」
と、詰め替え用のソープを一度手にとったあと、
また引き出しにしまいました。
しない親。
うちには7歳の長男と、5歳の次男がいるのですが、
長男が小さいころから
私はあまり何もしません。
何もしない、というのはネグレクトということではなく、
というスタンスをとっています。
というより、何もしない親、親がしなくてもいい状況を目指しています。
なんでもやってくれた私の母。
というのも、私の母は母親として大変有能で、
お願いすれば、お願いしなくても、なんでもやってくれる母親でした。
洗濯は母の仕事。
料理も母の仕事。
染み抜き、裁縫、片付けなども全部母の仕事。
仕事を振るのが苦手な母だったということもあり、
私は「玄関掃除」や「食器拭き」など、1人でできて簡単な作業しか割り当てられず、
家の運用に責任を持つこともない環境の中で
とてものびのびと育ててもらいました。
なんなら、正直にいえば
何かうまくいかないことがあると
「どうして教えてくれなかったの?!なんでやってくれてなかったの?!」と
母が事前に察してくれなかったことが悪いのでは?と思ってしまっていた時期もあったほど、
私は母は万能だと思い、母に依存していた実家時代でした。
その代償が出たのは、家を出て社会人になってから。
大学生時代はのうのうとした時間の中、なんとなく生活できてしまっていましたが、
社会に出て、毎日が仕事に追われるようになると、
生活にまつわるあらゆることが苦痛に感じるようになりました。
結婚して子供ができた日には
あれもしなきゃいけない!これもしなきゃいけない!
世の中、やらなきゃいけないとだけで一日終わっちゃうじゃん!とパンクしそうになりました。
世に言う、「見えない家事」の圧迫を受け、
やりたいことが埋もれていってしまうことにストレスを感じていました。
先回りしない育児
そういった経験を身をもって体験したことで得た教訓は、
と言うことです。
要は、今までやってないことを急に今日から毎日やりなさい、と言われてもしんどくなるだけですが、
何度かやったことがある、やり方を知っている、常日頃からやっていたことであれば
心理的ストレスも少なく行うことができる、と言うことを身をもって感じました。
そのため、子供にはなるべく、子供のうちからでもできることは自分達でやってもらおうと思い、
2歳でも3歳でも、やれるところからやらせてみる、を実践しています。
例えば、
・お味噌汁をこぼしたら自分で床まで拭いてもらう。
・食べた後の食器は自分で運んでもらう。
・玄関の靴が並んでいなかったら戻って直してもらう。
・ドアが開けっぱなしになっていたら戻って閉めてもらう。
・トイレットペーパーがなくなったら自分で補充できるように保管場所を教えておく。
などです。
小さいうちはちゃんと拭けなかったり、結局最後は親の仕上げが必要にはなるので、
逆に手がかかって仕事が増えてしまう!自分でやってしまいたい!と思ってしまいがちですが、
それもたった1-2年の辛抱です。
少し大きくなってちゃんと拭けるようになった頃には自分で拭くのが当たり前になっているため
こぼした時には言わなくても自分で拭いてくれますし、
トイレで失敗してしまったときなんかも自分で拭いてから報告してくれるようになりました。
子供の学習能力は凄まじい!
と信じて、日々色々な習慣化の実験をしています。
「大人になったら」「大きくなったら」やってもらおうと思うと、
今まではやってくれていたのに、どうしてやらなきゃいけないの?!
子供の頃の方がよかった!
という思いに陥ってしまうかと思いますが、
小さい頃から大人がさも当然のように😏「大人も子供もみんなやるんだよ」と言う姿勢で接していれば、子どもは「そうなんだろうな」と親を見て自分達もやるようになると思います。
と、かっこいいことを言いましたが、
まだまだ未熟な母ちゃん。できないこと、できていないこともいっぱいあります!
こどもの鏡になれるよう親も一緒に成長して、ちゃんと毎日を丁寧に生きねば!
と、子どもに教えながら、親も身を引き締めている今日でした。
今日も半歩✊!