6月、義実家の庭に今年もドクダミが咲き誇りました。
白い花とハート型の葉っぱはなんともかわいらしいドクダミ。
家族はこの花の繁殖力と匂いを鬱陶しがっているですが、
古くからお茶にも薬にも使われてきた雑草だということで
数年前からひっそりと目をつけていた私。。
少しもらって活用してみたいと話したところ、
「もうどうぞどうぞ!!」と強く快諾いただきましたので、
しっかりいただいてきました。
チンキとは?
「チンキ」とは、生薬やハーブをエタノールや
高い度数のアルコールに浸すことで作られる液状の浸剤のことです。
ハーブで作るハーブチンキなどもあるそうで、海外ではお薬としてお店でも販売されていて、
薬効の高い浸剤として認知されているそうです。
ドクダミチンキの作り方
ドクダミを使ったチンキの作り方は簡単。
●用意するもの
・ガラスの保存瓶
(今回は、見栄え重視で花用(475L)と葉っぱ用(925L)の2つをダイソーで購入。)
(花用はジャム瓶くらいの大きさで十分でした。)
・35%以上のアルコール
(ホワイトリカー・焼酎・40度のウォッカなど)
(今回の量なら600ml 1本で足りました)
●作り方
(1)採取したドクダミを洗って乾かす
(2)下処理:瓶を煮沸消毒
(3)花と葉がひたひたに浸かるくらいにアルコールを入れる。
(4)しっかり蓋をして、冷暗所で保管。
作成から2週間は1日に1回、軽く振ってなじませる。
(5)1〜3ヶ月ほど冷暗所で保管して完成。
コーヒーフィルターなどで漉して、冷暗所で保管しながら使用。
2週間もするとアルコールにドクダミの成分が抽出されてだんだん琥珀色に。
1ヶ月以上つけておくとより色が濃くなり、効果も高くなるとのことです。
できれば1年くらい漬けたものを、さらにその後1年間で使い切るのがよいようです。
ドクダミチンキの使い方
自然由来のドクダミチンキは万能薬として暮らしのあちこちで活用できます。
●虫除け、かゆみ止め
:スプレーボトルに入れて、30cmくらい離したところから吹きかければ虫除けに。
蚊に刺されてしまったところには原液を塗ります。
ホホバオイルや蜜蝋と合わせると持ち運びやすい塗り薬にも。
●化粧水
:精製水で希釈してドクダミローションに。お好みでグリセリンを追加。
ドクダミには美白効果や皮膚の治療補助効果があると言われています。
●入浴剤・足湯
:浴槽ならお好みの量、足湯なら10ml程度を湯船に入れる。
●うがい薬
:コップに数滴チンキを垂らしてうがいすると風邪予防に。
まれにアレルギーが出る場合もあるそうなので、
最初は少量で試してから使用するのがよいようです。
チンキをひとつ作っておくと、
ドクダミが採れない時期にもドクダミの恩恵を受けることができていいですね。
身近すぎて見えない、宝の宝庫
ドクダミを採取中、親戚が家を訪ねてきたときに、
「ずっとここに住んでたけど、ドクダミで何かしようなんて一度も思わなかったわ!
よかったら今度教えてね^^!」と言っていただきました。
今後、お茶や塗り薬など色々挑戦して
身近にある宝の宝庫を活用していきたいと思います。
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